今朝、父のコンピュータを視てほしいとパソコン入り段ボールをカートにくくりつけ、わが家にやって来た母。
いったい、どこにそんな大きな荷物を運ぶ力があったのかと驚くほど、母の姿は勇ましかった。
が、これはいつもの母の姿ではない。
いっぱいいっぱい頑張っている様子が伝わって来て、痛々しかった。
ベッドで眠い、と目をこすっていた夫だったが、そんな母に慌てて身仕度を整えて、対処しようとしていた。
それから、七時間後。
私たち家族三人が外での用事を済ませ帰ると、母がまだ家にいた。
聞けば、急用ができたため、ここでその処理をしていた、とキーボードを打ちながら言う。
時間は夕方だったので、一緒にごはんをと誘って、四人ですき焼きを食べた。
この数週間、母はすっかりたくましくなった。
いろんな困難を気合で乗り切っている。だが、寒い夜の帰り道にひとりは可哀想だなあ、と思っていたら、
ピコピコ
と母にメールが来た。
それがなんと、近くにいるから良かったら家まで送る、という連絡であり、タイミングの良さに私はビックリした。
母は、
「 ね、主の山に備えありでしょ?うれしいっ!!」
と、大喜びで迎えに来た車に乗って帰っていった。
悲しんでいるようでも、いつも喜んでいます(聖書)
いまのわが家の状態はそんな感じである。