今朝は夫にマイベビー・べべを預け、朝一番で病院へいった。
帰ると正午なので数日前に作り置きしておいたラザニアを冷蔵庫から取り出し、オーブンで焼いて二人の昼食にした。
そんな今日の一コマ。べべが声を出して笑った。
夫が、「べべ、声を出して笑うんだよ」と言った時は、深く考えもせずに曖昧にふーんと聞き流したが、しばらくしてキャラキャラと声がしてようやく言ったことの意味が合点し、慌ててラザニア皿から目を離した。
「!?」
「ね、ホントでしょ?」
声のする方向を見たら、笑っている。だが、声はもう発していない。声を出して笑う様が見たい。
「ベベ、もう一回笑って!」
と、フォークを持ちながら真剣な眼差しでベベを見つめたら、きょとんとした顔をして固まってしまった。
夫と私はしばらくべべを見つめていたが声を出さないので、私はあきらめ、またフォークを動かし始めた。しかし、夫は隣でべべを相変わらずあやし続けていて、またしばらくして、ケケケと声がした。
「ね、笑うでしょ~」
と、夫は嬉しそうにベベを見つめたが、私はまたもやその決定的シーンを見そこない、たじろいでしまった。いままで一度もそんなシーンは見たことがない。
「ねえ、今日初めて(声を出して)笑ったよね!?」
「うんそうだよ。」
「あれかな?もともとべべには声を出して笑う素養があったんだけど、私がそれを引き出す力がなくて、あなたがあやして笑ったということは、私の育児には問題があるんじゃないかしら!?」
「え、そんなことないよ」と夫は笑った。
が、真実はどうだろうか。
やや気になることだが、べべの貴重な成長記録を綴っておこう。