糸井重里に見習う、今日の爪痕

もっと勉強しろ、と夫に言われ、
「ぼぼ日のサイトでも、糸井重里さんが毎日サイト更新しているぞ」と言われ、「どんな駄文でも良いから書け」というので、書くことにした。

もっとも、夫が「勉強しろ」と私に言ったのは、ブログを書くことではなく、私が会社で評価が全く上がらない、という嘆きに対して、それなら自社商品や財務をもっと学べ、という意味だった。

「なんで自分が給料もらえているのか。そこがわかってないとダメでしょ」と、至極まっとうなことを言っている。


だが、私は言った。

「会社の製品が、ぜんぜん好きじゃないんだよ!!」

正直、転職する前から、自分とは全く合わない、と感じていた会社への思いは、今も続いている。だが、私は勤続年数が増えるたび、会社の良さを知り、離れられないでいる。

 
 過去、仕事でメンタルを病みそう(ストレスで帯状疱疹?続き)になった時もある。苦しみもあったが、たくさんの喜びもあった。
 記者でもないのに、なぜ私は、シリコンバレー(西海岸サンフランシスコ)へ行き、アップル社のエンジニア(その32:Apple Engineering manager木田泰夫氏)から、発売直後のiPhoneを操作してもらい、その33:FXPAL(富士ゼロックス出資米法人)伊東健会長直々に、PC馴れ初め、を教示頂くことが出来たのか。

 自分の実力に合わない極上の体験をつづると、前任の役員が、私のブログを読み、読むたびに「ずいぶんいい会社だねえ…」と驚き、会社のCSR貢献にもなっていると思うよ、と応援してくれていた。
 
 第一、このブログ自体、取引先の社長(ガリレオと桜子の関係~これまでの歩み~)が、「桜子さん、ブログやったら?」と、自社システムを使わせてくれたおかげであったし、同社のCTOが頑張れ!と、全くお金にならないブログ管理を無償で手伝ってくれていたおかげだった。

 そして、それが縁で、新春プレゼント堀江貴文(ホリエモン)さん独占インタビューが実現した。彼と出会ったのは、悲しいかな、突然死した、同社の社長ご葬儀が縁だった。

 過去を振り返ると、たくさんの人に助けられたことを、山ほど、思い出す。堀江さんのインタビュー会場は、顧客が無償で貸してくれたし、読者の友達が有給を取得し、カメラマンをかって出てくれ、一緒にいい記事を作ろうと、時に私を叱ってくれた。
 
 最初にメルマガに感想を寄せてくれた企業の方や、会ったこともない読者もまた、私を励ましてくれた(エビちゃんがご縁で、NTTPC広報室に贈り物の続き)。決裁を起案してくれた課長や、下手な文章に赤入れしてくれた編集者や、隣に座っていた同僚の励ましと、関わってくれた人がいて、なんとかやってこれた。

けして、自分の実力じゃなかったよなあ…。(遠い目 (‘_’)。。。)


 夫でさえ、顧客が引き合わせてくれたことで、結婚に至ったのだ。


 会社に入らなかったら、今の私はなかった。

 こうして考えてみると、評価が悪い、と文句を垂れる自分はどうかしていた。
私はいったい、自分が何者だと勘違いしていたのか。

 今日もまた、聖書をもって、この文章を締めくくろう。

いつも喜んでいなさい。(聖書)


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