減収世帯へ30万を撤回、一律10万円給付へ

昨夜、緊急事態宣言が全国に発令されたことを受けて、各都道府県知事が眉をひそめていた。
中には、「朝礼暮改、と言う言葉を思い出した・・・」と絶句していた知事もいた。

安倍首相が全国民から注目を浴びている。
今までで、最もインパクトがあったのは、私にとっては“一斉休校”であったが、
以来、国のリーダーが次に何をするか、関心が高まっている。

コロナはGW明けには収束する、ということが、今、日本の希望である。
が、信じている人はどれだけいるのか。

ワクチン完成が来年、という現実を踏まえれば、私個人の考えでは、GW後も当面、この、ソーシャルディスタンスを保っていく社会は持続していく。もはや、今までのように、子供は自由に友人宅へ往来できないし、学校はいつ感染してもおかしくない危ない場所、ということになる。オンライン教育は、子供たちにとって喫緊の課題なのに、相変わらず、文科省が何をやっているのか、よく分からない。10万円給付など一律にするより、早く子供たち一人一人に、iPadを配布してやってほしい。

 新しい社会がうまれ、いかに生きるかが、今、全国民に問われている。
私も、自分なりに何が出来るか考えているが、NHKを見ていると、たまに疲れる。もっぱら安倍政権への非難や、国民の苦難やスーパーの混雑が放映されているが、それを知って何になろう。確かに私も布マスク配布の政策はガッカリしたが、彼だけが悪いのか。昨夜は「クローズアップ現代」の番組内で、フリーランスの苦境と不満を放映していたが、彼らに責任はないのか。フリーランス、という立場を選んだのは、そこに映っている、その人である。リスクがあるのは、当然だ。補償がない分、自由を得たのだから。

 私の親しい人は、「日本は終わった」と言った。

 そもそもコロナウィルス大感染は、安倍政権のせいではない。世界的な流行だ。
だから、世界中の人が、これからどうしようか、と考えるべきなのに、日本人は皆、「安倍さんよ、何してくれるのか」と、依存している。少なくともNHKをはじめとした放映では、不満と国の方針を織り交ぜた報道ばかりだから、国のせいで私たちの社会がおかしくなってしまった、というふうに錯覚しそうになる。そして、安倍政権を叩くことが、国民のストレス解消になっている気がする。ちょっと、情けない。安倍さんだって、コロナの被害者なのに。

 安倍さんも国民に謝ってばかりいないで、いっそのこと、英ジョンソン首相のように、私はもうあなたたちを守れないかもしれない、とカメラの前でキッパリ発言し、私たち国民自らを奮い立たせてほしい。

 一律10万円配布は公平感があってよさそうに見えるが、今大事なのは公平性より、困窮世帯を救うことだ。安倍政権も、そう考えたから30万給付を一部へ、と言ったのに、金の亡者の私たちがあまりにもうるさいから、もういいや、と疲弊し、全国民にばらまく結論を定めたのではないか。

崇高な国民になることは難しい。

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