マルタ島からのお客様

人生はつくづく驚きの連続だと思う。

私は明後日からオランダへいくにあたって昨夜はその打合せがあり、

本日は会社で仕事がたくさんあって夜も大切な約束があり、

明日は出発前にやらなくてはならないことが山ほどあるのだが

なんと

なんと

なんと

もう、本当にビックリだよ。

ふだん滅多に電話してこない弟が、携帯から、勤務中の私に連絡をしてきた。

「もしもし?フレンツさんがいらしてるよ」

「!?」

「J.Flanz という方が今、僕の目の前に立っているよ」

私は、しばし考えた。

それって、もしかして・・・・・・・・・・・・・マルタ島!?

「そう」

ってーーーーーーーーーーーーーー!!びっくりびっくりびっくりびっくりびっくり

彼女の名前は知っている。
昨年、上海からの帰り道に飛行機で隣だった方が、マルタ島に住む女性だった。
そのことはたまたまブログに書いた(マルタ島からの手紙)けど、
なんと、わが家に訪ねてきた!

っていうか、何も聞いてないし!!

私、仕事中だし!!!

さっそく電話を代わってもらった。
先月末アリゾナへ行ってきたから英語はすらすら喋れた。

「残念だけど、私はいま会社で今夜も忙しくて会えない。
 どうして前もって言ってくれなかったの!?」

「決まってなかったの。台湾(?)へ行く途中で日本に立ち寄ったの」

聞けば、来週の月曜日まで日本にいるという。
せっかく我が家に訪ねてきてくださったのにここでハイさよならなんて、
非情なこと言えないよ~(><。)

「私、日曜日にオランダへ行くんだけど明日なら時間つくれると思う。
 どこのホテル泊まっているの?」

「あ、ちょっと待って」

しばし沈黙があって、電話口から話し声が聞こえてきた。
あれ、母の声。なんだ、いるんだ。よかった、彼女は英語が喋れる!

「ハロー、ハロー」

私は頭の中が大混乱だったので、ともかく母に取り繕ってもらおうと
電話を代わってもらった。だって、あんまりにもびっくりしすぎて、
今すぐ明日のことを即決なんて出来ないよ!

「とりあえず、うちに入っていただいた方がいいかしら?」
と、母が言った。

げ。玄関先!?

そっか、突然、見ず知らずの外人の方が来たんだもんね。
うちの人たちだってさぞ、びっくりしただろう。

だけど、私だって実のところ、彼女のことを知ってはいるけれど、
ちょっと飛行機の中で話した程度で、すごく友達というわけではない。

警戒する気持ちもちょっとわかる。

結局、うちにあがっていただいて、その間、私はパソコンに向かいながら
明日のことを考える。さて、どうしよう。

あわせて読みたい関連記事