べべ(マイベビーの略称)が生後3カ月を迎え、マニュアル通りに首が据わった。
(証拠写真:テレビを観るベビー)
今日は先日買ったベビーカーに乗せて、朝一番で肺炎球菌の予防接種に出かけた。
以前は大泣きしたべべが、数回試したことで慣れたのか、行きも帰りも泣かず、目をぱちくりさせながら、流れる空をみていた。
ショーウィンドウに映る自分の姿が、どこからどうみても代官山に住むママだった。
いつも書いてしまうことだが、まさかこんな風に自分がベビーカーを押す日がくるとは思わなかった。いまだに夢をみているようである。
のどかで、平和だなあ。
私はベビーカーを押しながら歌を歌った。べべが寂しくないようにと歌を歌った。何を歌ったのか覚えていないが、歌いながら幸せだと思った。
べべが「あーあー」「くー」「あーうぃー」と喋るようになった。
ベッドでひとり自分の片手をじっと見つめ、天井を見上げて、何やら考えているようである。
「うれしいの?」と私が顔を近づけると、くしゃっと笑い、手足をバタバタさせる。
べべは笑顔がまだ上手く作れなくて、それでも、上手く出来ないながらも笑顔を作ろうとしている。そんなべべを見ると、私は吹き出して笑いだしてしまう。
「ベベちん、お鼻に皺を寄せないで笑うんだよ。やってみてごらん」
と、一応教えてみるが、たまに出来て、まだ大抵うまく出来ない。
べべが泣く。
べべが眠る。
ブログに書くに値しない、なんでもない日常が、今の私の大きな喜びだ。