今日からいつ産んでも良い「生期産(37~41週の計35日間)」に入り、
大イベントを前に私も興奮の兆し。
しかし、周囲を見渡せば、たいてい予定日かそれ以降の出産が多いようで、
37週に入ったからすぐ産まれる、というケースは稀のよう。
加えて、出産直前には胎動がなくなるそうだが、
まだ私の胎内では赤ちゃんが連日激しく動いており、
特に夜間になると、ギシギシと頭を骨盤に降ろし始め、まだ産まれる見込みはない。
昨夜、ベッドに入ると子宮がまたつんざくように痛くなったので、
「イタイ、イタイ」と言ったら、夫が真夜中に背中をずっとさすってくれた。
意識が朦朧とする中で、
“陣痛のときもこんな痛みかな~〟〝陣痛のときもこんな風に彼はさすってくれるのかな~”
と思っていたら、こんなの痛いとは言わない、と友が言う。
絶叫モノらしいが、本当にそうだろうか?
・・・そうでない、と信じたい。
巷に出産本はたくさんあって、時代はどんどん進化したのに、
『いつの時代もお産は同じ(=イタイ)』
というのは、すごいことだと思う。
人がどんなに知識を蓄えようとも、生命の神秘には及ばない。
産むのに、ラクは出来ないし、
お金をいくら積んでも、子は創れない。
もうすぐ親になることが、未だに信じられず、
不思議な気持ちである。
以前も書いたが、私は母親になるには相応しくない人間で、
過去に母親に対して、「産んでほしくなかった」と言ったことが
100万回ある。
発言当時はそれぐらい生きていくのが辛くて、苦しくて、
なんでこんな思いをしてまで、いつかは死ぬべき人間が生きねばならぬのか、
大変悩んだが、
子も同じ思いをするだろうか?
子にはかつての私を反面教師に、
生きてきたことを日々喜ぶ子になってほしい、と心底、願っている。