月別アーカイブ: 2012年10月

子育ては忍耐?それとも自分磨き?

先週木曜日に私が拝聴した「乳幼児の育ちのみちすじ講座」で、「子育ては忍耐なのか、それとも自分磨きなのか?」という問いがあった。
それに対する教授からのアンサーは、ママは試されている、ということだった。

世界中のどこにも、一人として同じ子供はいない。
その子供たちに対して、どこまで肯定的に受け止められ、傾聴することができるか、と。

子供の個性というのは不思議だ。
広い世の中で数え切れないほどの人が、一人一人違ってみんないい。
神様がなさった御技は実にすばらしい。

というわけで、東京成徳短期大学の寺田清美教授から伺ったお話を、全国のママへシェアし、自らのために記録する。(この講座は渋谷区民向けの講座で、保育園関係者もいらしていた。私は一歳児の母として拝聴して実によかった。それはこの講座を企画された方自身が「私が育児をしているとき、知っていたらよかった」というご経験に基づくものだったからだと思われる)

渋谷区認定こども延長時間保育説明会

神宮前に保育園+幼稚園ができるよ

渋谷区では幼稚園と保育園を一元化する方向で施設整備がされている。
新設される幼保一体型保育園は、一般的な「保育園」よりも、教育が充実しているのかと期待してみれば、「あくまで保育園」とのこと。なんだ、がっかり・・・。

と、それよりも、うちの隣にいた夫婦が、うちの子がいくら笑いかけてもまるで無視なので(というよりも自分の子供以外には興味がない様)その態度に大変ショックを受けた私。

夫にそれを話すと、「そんな人はいるよ」とあっさり応え、それよりも「まるで今さっきこの世に生まれてきたような人みたいなこと言わないでよ」と呆れられた。

さらにこの話を実家の父に会った際、打ち明けたら、「お前、そんなことで傷ついていたら、世の中生きていけないぞ!」と同じく呆れられ、

「だけど、いいなあ、その年になって、まだそんなことで感動するんだ!?」
と、ある意味で褒められた(?)。

まあ、世の中をたんたんと生きていくためには、いろんなことに鈍感でないといけないよね。だけどやっぱり、街中で見知らぬ誰かの優しさに触れると心が温まるから、誰かに期待してしまう部分は捨てられないんだよね。

1歳になったべべの救急車事件

誕生日を迎えた先週の華やかさとは打って変わって、今度は救急車にお世話になるという、とんでもない出来事に見舞われた。本当にもう、びっくりだよ。

私も、1歳になったばかりのべべも、生まれて初めての救急車。
それもこれもわたしのせい。異物を食べさせてしまったのだ。

「救急車で来てください」
と病院の人に言われたときには、目が飛び出た。うそだよね、それってまるでドラマみたいですが・・・

「救急車って何番でしたっけ?」と私が尋ねたら、
「119です。」

・・・だけど、救急車って呼んでいいのかな?タクシーで行かなくていいのかな。ほら、医療現場では救急車の過剰出動で本当に使いたい人が困っているというニュースが流れていたよね?ためらう私に「だったら、」と教えていただいた番号は

「#7119」
東京消防庁<救急相談センター#7119>
* 救急車を呼んだほうがよいか迷った場合は救急相談センターへ。医療機関の案内や応急手当のアドバイス等をしてくださいます。24時間年中無休

 結局、かけて相談した結果はたぶん大丈夫だけれども病院へといわれ、広尾病院からはもともと救急車で来てください、と言われていたために、万が一べべが急変した場合一生後悔すると思い、思い切って電話した。

 そうしたら、119では「消防車ですか、救急車ですか?」と緊迫した声で簡潔な質問をされて、回答したらすぐ(10分超で)来てくださった。

ピーポーピーポーと、真っ暗になったわがマンション前に赤いランプが点滅して救急車が止まり、私はべべを両手で抱えながら背中を丸めて「すみません、すみません、」と何度も謝りながら乗り込んだ。

救急隊員の人にこのとき赤ちゃんの命が危ないときはこういうとき、
というポイント
を教えていただいた。
*吐く
*精神症状、意識がおかしくなった

で、うちの子はそういうわけではまったくなかったから、私は誠に申し訳なく思ったのだが、救急隊員の方は大変親切でいらした。

--診察後。
ありがとう広尾病院。

お医者様もすごく優しく丁寧に診察してくださり、暖かさに感謝した。
たぶん問題はないという診断で、数日後に症状が変わったらまた来なさいとアドバイスいただいた。

加えてこの際だから、ということだったのか、いろんな知識をいくつかシェアしてくださったので、全国のベビーママたちのためにそれを記載しておこうと思う。

<<赤ちゃんが異物を食べた場合>>
*農薬を食べたならともかく致死量にいたるまで何かを食べることはないから死ぬことはない
*(このお医者さんの経験では)最もひどかったのは、ママのクリームを一瓶丸ごと食べたケース。このときは多分大丈夫だろうということだったが、食べたばかりだったから胃を洗浄したそう。
*ナフタリンを食べた→問題ない(まずいし、致死量になるほど食べられるはずがないそう)
*シャンプーなめた→なめたって大丈夫(お医者様談)
*アルコールをなめた→赤ちゃんが酔っ払うけど大丈夫(命には問題ない)
*タバコを食べた→1本までなら大丈夫
*睡眠薬を食べた→赤ちゃんがトロンとしちゃうけど大丈夫(命に問題ない)
*ボタン電池→便として出てくるから大丈夫という説と出さないと胃に穴が開くという説があり、どうするかは医者の判断による。
*保冷剤を食べた→エチングリコールという毒性を食べなければ問題ない

結論:一般的に世の中に出回っているもので食べて問題あるものはそうそうない、ということ。(なお、上記は私のヒアリング結果なので、いざというときには#7119や専門へ質問ください。☆だけど言われたことをそのまま書きました)

 私はその後、帰宅したら熱が出た。そういえば、以前タイへ赴任したときもマンションでゴキブリに遭ったとき、熱が出た。やはりこれはストレスだったようだ。

皆さん、これからもベビーから目を離さず、育児を祈りつつ、がんばりましょう。救急隊員さんも病院の方も、お世話になりまして大変ありがとうございました。m(__)m

金曜日の夕暮れ

夕方同じマンションのママ友Cちゃんがお茶に誘ってくれたので、
べべとお邪魔させていただいた。

 
右写真:二人そろって一生懸命ドアを開けようとしている所。
つかの間のティータイムはリフレッシュできてとてもうれしい。

気づいたらあっという間に1時間超が経過。

18時半にべべと夕食。
ご飯を食べないので、最近始めたベネッセのしまじろうを用いて「ほら、しまじろうくんも食べているよ」と見せたら、べべも食べ始めた。
  
 名づけてしまじろう作戦!

・・・そして、そんな穏やかな時間のあとに、救急車事件は起こった。