月別アーカイブ: 2010年6月

母のお見舞い

han0142-026.jpgお見舞いは来なくていいわ。

無理しないで。

 

 

 

と母は言ったが、はたして本音はどうだろう?

「何か欲しいものある?病院へいこうか?icon_mail2.gif」と尋ねると、

 

 

「そうね。ペットボトルに入った水があるとうれしいわ。」

だの

「ケーキが食べたいわ。モンブランがいいわ。」

 

 

・・・・・・来なくていいと言っていたのは、やはり遠慮だったか・・・。

 

 

結局、まったく足を運ばない位の気持ちでいたが、
お見舞いに行くと、本人がうれしそうにするので4回ぐらい行った。

 

お見舞いを通して、これから迎えるであろう、親の死をふと考えた。

 

 

生きているうちに、ベストを尽くさねば。。。cat_01.gif

追記:先日退院しました。癌みたいなものではないので、
あとはしばらく安静にしていれば治るらしいです。連絡くださった方、ありがとうございました。m(__)m

原口総務大臣との出会い

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昨日、総務省の「脳とICTに関する懇談会」に傍聴へ出かけた。

入室したら原口総務大臣席があった。

私は大臣席から5mほど離れた傍聴席に座り、会が始まるのを待っていた。テーマに惹かれて参加したのだが、辺りは関係者風な人ばかりである。駅のキオスクでは鳩山首相辞任のニュースが載っていた。
携帯で “大臣は今日はご欠席かしら?”とTweet(ツイッターすること)していたら、


「あ!席、間違えちゃった(笑)」

顔をあげたら、席を間違えたナマ原口総務大臣が目の前に現れた。

おおおwhitey_s6.gif

照れ笑いされたので、私も微笑みかえした。
英国ブラウン元首相といい、こういうことは、運がある。わたし、、、、実は原口一博大臣とは、大臣も驚きのご縁があるのだけど、それを伝える機会はあるだろうか。

と、ぼんやり考えていたら、それどころじゃなかった。

原口総務大臣 「えー、今日は記念すべきという日で・・・」 (※文言不正確)

とおっしゃって、白熱した懇談会には最後まで参加されていたが、終わるや否や、殺到するマスコミと共にドアの外へ消えていった。

この懇談会、「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」の傘下に位置し、発表内容は、わたし的にはホワイトスペースの議論よりも格段に楽しかった(すみません)。

〝お金を払ってもいい〝

と思えるような、
世の中で苦しんでいる人たちに 、ぜひ伝えたい!
と思う脳の研究話があったのだ。

これについては、後日、形を変えてアップすることとする。

「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」

昨年2010年10月に行われた
「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」
議事録を今、読んでみると、
http://www.soumu.go.jp/main_content/000049200.pdf

非常に面白い。

原口総務大臣

「人間が一遍に認知できる数は7プラスマイナス2と言われています。
7プラスマイナス2を超えてしまうと、その情報は人には入りません」

「アマルティア・セン博士は、基礎的な教育を施すこと、
このことによって世界の多くの問題を解決することができると言われて
います」

「私たちの新しい政権は、障害者と言う言葉ももう使いたくないと
思っています。障害者、気に障るの「障る」です。害毒の「害」です。
こんな後ろ向きな言葉はない。
ジョン・F・ケネディーでは「チャレンジド」という言葉を使っていました。
神様から挑戦する課題を生まれながらにもらった人たち、生まれた後に
さまざまな課題に挑戦する人たち。チャレンジドをタックスペイヤーにという
のがジョン・F・ケネディーの公約でした」

※タックスペイヤー=

「2010年ノーベル経済学賞はエリノア・オストロムという経済学者で、
センと同じく主流の自由市場経済学以外の分野で貢献している人です。
・・・岩手県の遠野市という典型的な過疎の町でコミュニティー型の
遠隔医療の実証実験が行われています。総務省と厚労省が合同でやっています
遠隔医療懇談会、私が座長をやっていますけれども、の一貫として
実施されているものです。
コミュニティー型というのは、欧米型の遠隔医療は医者と患者の1対1の契約
というのが主流で、それはそれでよいのですが、ここでは、まず、いい
コミュニティーを作りましょうというアプローチをとっているということです。
みんながよく交流するコミュニティーを作る。そこに最先端の遠隔システムを
導入して、効率を上げようということです。」

孫正義氏「今、世界経済危機という状況に直面しておりますけれども、もう一度
世界の経済が成長し始めたときに、日本が成長組の中の一員として入れるのか
どうかということが大変重要な課題になってきているのではないか、と思います。
来年はほぼ間違いなく・・・世界で3位という状況になりそうである。

「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」の傘下に以下の部会がある。

●過去の競争政策のレビュー部会
●電気通信市場の環境変化への対応検討部会
●ワイヤレスブロードバンド実現のためのワーキンググループの開催状況
●国際競争力強化検討部会
●地球的課題検討部会
●脳とICTに関する懇談会

Re:入院したよ~

月曜日、会社で働いていたら、
母から携帯メール icon_mail2.gif が送られてきた。

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Re:入院したよ~
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件名を見て、吹き出した。
こんなに明るい入院連絡は初めてだ。すごい面白過ぎるメールだ、
と一人で笑っていたら、読んでいくうちに目がテンになった。

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お見舞いに来る必要はないけど、

かくかくしかじか(略)

手術は明日13時頃から4人が順番にします。
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げっ、手術!??? 

あした!??? ってどんな!?

・・・嘘みたいな話だが、入院は知っていたものの、まったく心配していなかった。イギリス旅行後、私は心配事や雑事に囚われ忙しく、ろくに母と会話をしていなかった。

 数日前、確かに彼女が入院準備を進めていたが、本人が、「大した手術じゃないから」と言い、周囲に特に話すこともせず、家でまったく大騒ぎしなかったため、気をとめなかった。

  だが、手術・・・って、痛いよね!?少なくとも身体にメスが入るのは間違いないよね!?

今さら、明日に手術を控えた患者に、手術内容をメールで尋ねるわけにもいかず(携帯不可)、私は一言謝った。icon_mail2.gifごめんね・・・。

 しかし、母も手術を控えた人のソレに見えなかった。(もっともうちでの課題が多かったから黙っていただけかもしれないが)

「この時期に家を離れざるをえないなんて、神様はすごいわね」と、
実に穏やかで、身内ながらキュートでもあった。

実際、数日前、こんなことを言っていたのである。

「ねえ、病院のパジャマはピンクなんだけど、白と緑、どっちのカーディガンが似合うと思う?」

「パジャマに合わせて、タオルも花柄のピンクよ」

「『桐島、部活やめたってよ』(最近のベストセラー)は、あっち(病院)で読もうかしら?」

 どうみても、ウキウキ荷造り(に見えた)whitey_s6.gifemoji250.gif

 それで私もつい、
「だったら、ほら、イギリスで買った飴が余ってるから、入院したら周りの方へ差し上げたらどう?相部屋なら、いじめられないようにしないとね。」
と言って、いそいそと飴を母の入院バックに詰めた。
(親も親なら、子も子・・・)

しかし、いいわけになるが、気分はまったくもって、海外旅行に旅立つ親を見送る娘、の心境だったのだ。

それが・・・・手術(><)、しかも明日。
衝撃的ーーーーーーーーーーーーーショックだった。・・・私のバカヤロウ・・。

 会社で仕事したり、Twitterに時間を割くなら、なぜ、もっと身近な、愛する家族へ心配りしなかったのか。

正直、これじゃあ、ビジネスとか言う以前に、人として、失格・・・・・
猛省した。

すごく、勉強になった。大した入院でなくて、本当に良かった。

なお、オチとして、手術は無事成功したらしく、術後回復がポイントらしいが、
7日退院予定にて、本人はめきめき回復模様である。皆さん、ご心配なきよう。

追伸:ついでに、今日誕生日の人、たくさんの幸があれ!