恐ろしき病、肝膿瘍(かんのうよう)

去る12月1日の朝、偶然、母に電話をしたところ、呂律がまわっていなかった。
おかしいなあ、起きたばっかりなのかしら?
と気にはなったが、まあいいや、と会社に出かけた。

が、その後これまた偶然、その日の午前中に実家に赴いた夫から連絡があり、
お母さんの容態がへん、ということだった。

ちょっと気になって昼休みに友人へ相談すると、
脳溢血かもしれない、すぐ救急車を呼ぶように、と指示され、
会社の廊下で自宅に慌てて電話。在宅中の父に連絡し、病院へ運ばれた。
(※父も妻の容態については具合が悪いだけかと思っていた、ということで気づかなかった)

結果、全検査を行った結果、肝膿瘍、という原因不明の感染症だった。

母は内科医で定期検診をしていたようだが、これはCTを取らないと発見できず、
おまけに自覚症状に乏しく、見つけることはできない類だったようだ。
おそろしいのは〝原因不明〟という点で、これなら誰でもなりうる恐ろしい病気だ。
誰かのためにブログに書くことにした。

CT結果では3センチの膿があり、血液にもウィルスが流出していたため、
母は3日間高熱でICUにいて、危なかったが、先生の話では抗生剤が効けば治る、ということで
4日目から一般病棟に移り、確かに熱は下がった。

がその後、再び熱は上がったり、下がったりしていた。
それでも母はちゃんと会話できるようになり、歩けるようになった。
ああこれで一安心、と思っていたら、父からのメールが来て度肝を抜かれた。

てっきりよくなっているんだろうと安堵していたのに、
昨日出たCT結果によると、3センチの腫瘍が小さくなるどころか、新たな膿が別にできたという。
それってつまり、抗生剤はきいてはおらず、悪化している、ってことだよね?!

ネットでググったら、死の危険が15%ってあった。
うちのママはもしかして危ないのだろうか。

人は確かにいつか死ぬけど、まだ早いんじゃないか。
でも神様の計画は誰もわからない。

ひとまず、お祈りしてもらいたい気持ちもあって、ここに書かせていただくことにした。
そして肝膿瘍、という病気を気を付けてもらいたい。

でも、この病気ってどうやって防げるのだろうか。