先週の週末、結婚式があり、金曜の夜、北軽井沢へ出かけた。
春なのに大雪が舞い、明日はどうかと心配したが、
翌朝は青空に澄んだ銀世界が美しかった。
今回私が泊まった宿は、教会所有のゲストハウスという宿泊施設で、
結婚式場に隣接しているため、関係者が多く集まっていた。
土日連続で1組づつが式を挙げる予定だったからである。
土曜はクリスチャンでない方が、日曜はクリスチャン同士が、結婚する。
両家それぞれの思いはあろうが、
私としてはクリスチャンの新婦を知る者として
日曜組に興味を持っていた。
明菜ちゃんは私と仲の良いタイプではなかったのが、
ある時を機会に話すようになり、親しくなった。
彼女は私より年上だが偉ぶらず、知る限り、クリスチャン歴は長い。
正直、地味なおとなしい感じで男性に興味はなさそうに見えた彼女が、
しかも、この年にして(失礼)初婚なのだから、JCFとしては励みになり、
心からの祝福を送らずにはいられない。
結婚式前日、私は彼女に思いを馳せた。
今頃ホテルにこもって明日の準備中かな~などと思っていたら、
ひょっこり結婚式場の広場へ現れた。
・・・(@@)え、どうしたの!何してるの!?
すると、「お昼だから、みんなに会いたくて来ちゃった(照)」
と首をすぼめる。
さらに、宿泊先を訪ねたら「ゲストハウスに泊まっている」と答えた。
え?そんなとこでいいの!?
加えて明日の準備はいいのか尋ねると、
明日のスピーチ内容が決まってないだけでなく、
新婚旅行先も決まってないのに、
式後、新婚旅行することだけは決まってる、と笑う。
・・・マジで!?
っていうか、明菜ちゃん、それ、フツーの人が聞いたらドン引きだよ。
私はクリスチャンだから、なんとなく、そういうのも理解できるけど、
多分、神様の存在を信じていない人が聞いたら、驚くよ。
なのに、この場に来た彼女。
話をする時間はあるか、と聞けば、うんと言う。
そこで、私は明菜ちゃんに結婚にいたった経緯を語ってもらった。
開口一番、彼女が放った言葉は私にとって、爆弾のようであった。
(続く)