ぶおん、ぶおん、ぶろろろろろ・・・
これぞ、男の世界という感じのレース界で活躍する方に、初めてインタビューしちゃいました☆
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★新田守男さんの簡単なプロフィール
1967年1月30日生まれ。東京の病院で生まれて千葉県で育つ(ので、おそらく千葉出身)。B型。身長173cm/体重62kg 靴26.5cm。趣味ゴルフ、資格ダイビング。ARTA(AUTOBACS RACING TEAM AGURI)所属。国内で最高の人気を誇るSuperGT300クラスのレースでシリーズ過去最多勝記録の16優勝を果たした。
★桜子が勝手に選ぶ、新田守男語録
・僕、たぶん、本当にすごいマイナス思考で(笑)
・あっ、僕ね、宮本武蔵派なんだと思う。
・マイナス志向だから・・・ダメな場合のジンクスがあるの
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桜子「新田さん、今日はこんなものを作ってきました。じゃん!」
新田「くふふふっ」
桜子「さっそく質問しますよー」
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1.レーサーは自分の天職だと思う
新田「No」
2.本当のことを言うとレーサーには向いていないと思う
新田「Yes!」
3.自分の名前を呼ばれるより、もっぴーと呼ばれる方が好き
新田「ええーっ!自分の名前って・・・むつかし。どっちも好き」
4.実はレース前に必ずやっている願掛けがある
新田「ない」
5.奥様(or彼女)とのデートよりも、車が優先
新田「No」
6.助手席で眠る人は、正直言ってゆるせない
新田「No」
7.レース中に不思議な体験をしたことがある
新田「それっぽいことがあった気がするけど、No」
8.レーサーだからといって車の質問ばっかりされるのは、正直イヤだ
新田「No」
9.もう一回生まれ変わってもレーサーになりたい
新田「ふふっ、なりたいかな!?(笑)」
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新田「なんで生まれ変わってもレーサーになりたいかというと、
もう一回やり直しができそうな気がする(^^)」
桜子「ええ?何をやり直したいんですか?(**)」
新田「だって、F1に乗れなかったでしょう。まずはお金持ちの息子に生まれて・・・」
桜子「もっぴー!」
新田「なんで、もっぴーだと知っているんですか(笑)」
桜子「えへへ。そういえばファンの方から【新田さんいい人説】が流れていますよ」
新田「ぜんぜん、いい人じゃないです(笑)」
■ファンからのお便り
桜子「新田さんに関するメールが届いたので、ご紹介します」
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・レーサーは、運転中にピット(にいるクルー)と無線で交信するのですが、
そのときのセリフが面白い。
レーサーって、マッチョで強気なイメージがあるのに、新田さんの発言は超弱気。
“わー、このままだと、A(ライバル)にも抜かれるなー”とか
“あいつら(ライバルB)、ストレート(直線走行)はええっ”とか、話してんの。
これは、きっといい人に違いないと思って。
・(同じレーサーでライバルチームの)織戸学さんみたいに、マイクを向けられたら、
もっと強気で勇ましいコメントを残してください
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新田「それはまあ、織戸がやればいいんじゃないかな(笑)
僕ね、ああいうふうにはなれないんですよ。
織戸の場面、実際に見たわけじゃないんでしょ?」
桜子「はい(笑)でも、はええっ、と新田さんが仰る映像は見ました」
新田「ああいうの(映像)を流すのはどうかと思うんですよねえ・・・」
桜子「自分では(撮られていることを)意識してないんですね?」
新田「いやあ?意識なんてできないですよ。思ったこと言っちゃう」
桜子「そりゃ、そうですよね、真剣勝負しているんだもの・・・・」
■ほんとに、ほんとに、マイナス思考!?
新田「僕、たぶん、本当にすごいマイナス思考で(笑)
柔道の石井慧選手なんて、発言が超強気じゃないですか。
全くそういう風に自分はなれない。
どうしてああいう発言が出来る思考回路なんだろうと思う」
桜子「不思議だなあ。そんなに弱気なのに勝ってしまう」
新田「あっ、僕ね、宮本武蔵派なんだと思う。
人を出し抜く、というのじゃないですけど、色んな人から言われて
気づいたというか、知ったんですよ」
桜子「策略家!?」
新田「そういうつもりは特にないんですけど、例えば他の選手が
『俺、今回イケるよ、勝てる!』って自信満々じゃない!?
それ見ると、”俺、そこまで言えないなあ。よく言えるよなあ”と思う。
でも、”こうやったら勝てるかもね”というのは持っているんですよ。
でも、そこは自分の作戦だから発言しないわけですよ。
よくマスコミの取材で『今日の作戦は?』と聞かれるんだけど、
作戦なんてないですよ。
というか、作戦なんだから言えるわけないじゃないですか(笑)
うちのチームの人間はそこんとこはわかっていますよ。」
桜子「なあるほど!」
新田「超、秘密主義。言わないです。レースも、ブログも」
■最初に抱いていた印象と違った新田氏
桜子「それにしても、新田さんはお話の仕方がとてもゆっくりで丁寧ですね」
新田「えっ?トロいだけ(笑)」
桜子「レースドライバーって熱血漢みたいな体育会系のノリを
想像していたんですけど、とつとつと静かに落ち着いてステキです(はあと)」
新田「のんびり屋なんです」
その穏やかな雰囲気と裏腹に、スピードが命の、速さを競う世界に新田守男が
デビューしたのは19歳。ミニカーから始まって、子供の頃から乗り物が好きで
運転することが夢だった。ここから先はアスキー続きを読む
■新田さんの悩みが知りたい!!
桜子「新田さん、レースをしていて眠れなくなることはないですか?」
新田「8年位前に色々悩んだことがあってね。
自分では気づかなかったんですけど、人に言われて気がついたんです。
例えばお風呂に入っているとき、僕、喋っていたんですよ。
喋るというより車で走っている音を子供みたいに再現していたらしくて。
そう言われたら確かに言ってると。眼を閉じて髪の毛を洗っているから、
そのとき頭の中でコースを走っている姿を思い描いていたんですね。
寝る前もやって汗をかいてきて、何周も何周もやり直していたら眠れなくなって」
桜子「イメージトレーニング!?」
新田「ええ。一回それで悩んだことがありましたね」
桜子「今は悩んでないんですか?」
新田「スポーツ心理学の先生に聞いたらオリンピック選手でもそういうことはあるし、病気じゃないからと言われてからは気にしなくなって。今はもういいやって」
桜子「今は意識しながらやっているんですね。眼を瞑りながらぶんぶんタイムだ!とか言いながら」
新田「そんな子供っぽいのじゃないです。かなりプロフェッショナルな」
桜子「ぶうん、ぶうん!」
新田「F1が走っちゃってるみたいにね(笑)」
■負けるジンクスを克服したのは、鈴木亜久里さんの言葉
桜子「もうひとつ、願掛けはしないと言うことですが、本当に何もしていないんですか?」
新田「昔はやっていたんですよ。車にお守りをベタベタ貼るとか。
でもね、やっていない理由は2つあるんです。
まず1つ、お守りを忘れることがあるんですよ」
桜子「あはは」
新田「忘れたら、もう落ち着かないでしょ。
それと1つはマシンに乗るとき右足と左足のどちらから乗るかということ。
それで座ってからどっちから乗ったかを忘れると、準備してもらっているのに
『ごめん、ちょっとやり直し』なんて言えないでしょ。
そうすると準備段階で(どっちだったっけ?と考えて)
気持ちが不安定になっちゃうんで・・・」
桜子「やめた?」
新田「うん」
桜子「モノにもコトにも依存しない。信じられるのは自分だけ?すごいなあ、強いですね。」
新田「逆、弱いから。支えてもらえないと困る。彼女にもそういうとこ、わかってくれないと」
桜子「嘘に聞こえる・・・」
新田「いや、ほんと。で、今の話、僕、マイナス志向だから・・・
ダメな場合のジンクスがあるの」
桜子「あはは」
新田「あのね、あるときから、乗る前にストレッチをしてから車に乗ると毎回クラッシュする!」
桜子「うふふふ」←眼を白黒。
新田「クラッシュですよ!?」
桜子「クラッシュって何ですか!?」
新田「事故、事故。壁にぶつかる」
桜子「おうっ!?」
新田「それで一回ストレッチをやめたんですよ。そしたらクラッシュがなかった。
次にもう一回ストレッチをやったらクラッシュになった」
桜子「でもストレッチしないと困りますよね」
新田「でも長い間やらなかったんですよ。ただ、そのうち、しんどくなってきて」
桜子「(苦笑で大爆笑)でしょうねえ。・・・新田さん、お笑い界に誘われたことはないんですか」
新田「ないです」
桜子「・・・失礼しました(笑)」
新田「それで、そのことは凄く悩んで・・・。
鈴木亜久里さんに悩みを打ち明けたら『はあ?』って言われて。
その時は『お前、馬鹿なんじゃないの』とか言われるかなあとか思ったんだけど、
『いいから、きちんとストレッチしろ。(車)壊れてもいいからストレッチして行け!』って。
亜久里さんはチームのプロデューサーでもあったし、
車の損傷とかすごくお金もかかるし、困ることなんだけど、そういってくれて、
それで自分もよし、って出場したらうまくいったの。ほんとにね・・・偉大な人だなあって」
■助手席の人を気にしないそうですけど、
桜子「野球の清原選手が、女性が車に乗ったときにハイヒールがコツンと車に当たると
帰れ!、というらしいですが、そういうのはないですか?」
新田「全然、ないです」
桜子「隣で『作ってきたオニギリ食べよう』とか言っても大丈夫ですか?」
新田「全然、ありがたいですね」
桜子「車好きな男性って、車中は飲食禁止っていう人いらっしゃいますからね。
ちなみに・・・お好きな女性のタイプは?」
新田「相手のことを思いやってくれるような、すごい優しいタイプがいいよね」
・・・きゃ、それって私ですか~!? ヾ(▽^ )ゞなーんてボケようと思いましたが、
いくら私でも、ずうずうしさには限界ありまして、言えなかったです。。。 by桜子