今朝は娘ベベに3時過ぎに起こされて、ベッドから抜け出した。
いつもなら適当にあやして寝かしつけるのを失敗したので、そのままこうしてブログを書くに至っている。
5時、やっとベビーベッドで眠ってくれたので、その後は寝室に戻って自分がまくりあげたお布団を直し、夫のむきだしになっている冷たい肩に毛布をかけて、そのままでは肩こりが悪化するだろうからと背中に軽く圧をかけてみた。
というのも、昨夜遅く、夫が帰宅後に私の腱鞘炎になった手をマッサージしてくれたのを夢の中の私は知っていたからである。目を閉じながら気持ちいいなあと思ったが、眠っていたから起きなかったし、ありがとうも言わなかった。
私はそれを思い出したから、夫にも感謝の気持ちを込めて、同様にしてみたのである。
そうして、私はベベが産まれた頃を思い出した。
母になったなあ、と思った最初の瞬間は、この夜の時間だった。
渋谷の家に戻ってきた当時、空気が冷たい冬だった。
真夜中に目が覚めると、左にいるわが子の安否をまず気遣い、生きているのか確認して、次に寒くはないかとバンザイの恰好をして両手を布団から出している娘の手を握って(たいてい冷たかったので)お布団をかけた。
そして、今度は反対側にいる夫を見て、はがれているお布団をかけ直し、子と夫の間に挟まれて天井を見上げた。そのとき初めて、お母さんっぽいことしているな、と思って、再び眠りについたものだった。
今日はそんな最初の頃のことを思い出し、なんだか懐かしい気持ちになった。
最近、娘の成長が目覚ましい。
体重は6.5キロになり、大きくなったと実感することが増えた。
先日、予防接種で注射されたわが子の皮膚から赤い血がにじんだとき、赤い血に軽く驚いた。
夫に言ったら当たり前だと苦笑されたが、この子が初めてした便は緑色だった。それがやがて黄色になり、私たちが馴染んでいる便の色にまだなっていない。(※離乳食開始後になるらしい)
手や足があまりにも小さすぎて、泣くパターンは1~2種類となれば、なにか別な生き物のように感じていた。
それがここ最近、泣き方はいくつものバリエーションを持つようになり、夫があやせば声を出してケラケラ笑い、おはようとにっこり挨拶すれば、呼応して微笑み返すようになった。
知らない人に会えばじっと相手を見返すし、授乳の最中には時々はっと私の顔を見て、瞳で何かを訴えかけ、私の髪や洋服を掴んでくるようになった。
さらに、昨夜は寝かしつけた後、1時間後に大声で泣き出したので、いつもと違う試みをしてみた。
ふだんなら即授乳となるところを、これは空腹によるのではない、と判断して、真っ暗な寝室の中で「大丈夫だよ」と声をかけて、一緒のお布団に入って寝てあげた所、安心したのか、静かに眠りに戻った。
(※このときは大人用ベッドに寝かせていた)
こんな小さな子でも大人と同じなんだなあ、
と、感動した。
私たちだって、不安なとき誰かが「大丈夫だよ」と言ってくれたら、その言葉に安らぐし、寂しい時に誰かが寄り添ってくれるとホッとする。
知り合いが言っていたが、赤ちゃんでも悪夢は見るらしい。
いままでのように空腹から泣き声をあげるのではなく、何か不安な思いから叫び声をあげるわが子に成長の兆しを見て、これから先の年月に思いを馳せる。
この先、何度も何度も、大丈夫だよ、とわが子に言い続けていくのは間違いないのである。
私も強くなっていきたいものである。
☆追伸:ひよこクラブ今月号にベベと二人、別冊に載りました。
その名もずばり「赤ちゃんがスーッと眠る神テク100」(笑)
どうでもいいのですが、私、最年長でした。撮影中、他のお母さん方をみて、どう見ても私が最年長だよね、と思っていたのですが案の定、そうでした・・・w