以前、牧場で草を食べたヤギと同じく、犬も雑草を食べると勘違いしている模様。
今日は公園にいくつもりたが、ワンワンから離れたくないと泣く。
生後4カ月で人見知り!?の続き。
昨日吉祥寺に行ったとき、教会の赤ちゃん部屋で起こった出来事。
「無事、着いた」と赤ちゃん部屋から、同じく教会に来ているであろう母親に携帯メールを送ったら、母親が心配したのか、教会でのお話の最中だというのに、思いがけず赤ちゃん部屋を尋ねてきてくれた。
私はまさか来てくれるとは思わなかったから、母が室内に入ってきたとき、その存在に気付かなかった。
それに対し、床に寝っ転がっていたべべが、その頭上でじーっと母親の侵入を見ていて、頭上を過ぎて、自分の真横で母が「ちゃんと来れたのね~」と言った瞬間、
ウワーン!!!!
と、泣いた、泣いたよ。
母親はそれまでの静かな赤ちゃん部屋にべべの一声が響いたので、ヒィーっと言わんばかりの勢いで、一目散にドアの方へ引き返して行った。
ウケる、ウケるよ。ホントに人見知りしているよ(笑)。
私は声にこそ出さなかったが、内心、大爆笑だった。
人見知り、大変だが、面白い。
I’m home. 英語で「ただいま」の意味。
明日の新生児一ヵ月健診を前に、マイホームの渋谷に帰った。
里帰りした時から、いつ戻るかと悩んでいたが、一昨日突然決まった。
電話で夫と話していたら、何となく、
ちょっと帰るか、という気になった。
「ただし、ちょっとだけ。まずはお試しで」
と、私は言った。
慣れない子育て。
これが本格的な帰宅になってしまうと、産後うつになるかも。
年末を迎えるにあたって、夫が益々多忙になるのは目に見えているので、
狭いマンションで一人育児をするのは、メンタル面で不安があった。
母親に相談したら、
「戻ってきてもいいわよ。あなたの好きにしなさい」
と快く言ってくれたので、
今日の去り際、車が出る瞬間、
「またすぐ帰ってくるよ」と耳打ちしたら、
あろうことか「え!?」と困惑した顔をみせた。
げ、迷惑なのか!?
私たちがいると、楽しいかと思ったのに??
もちろん、迷惑をかけたことは十分わかっている。
実際、私とベビーの滞在で母は数キロ体重が落ちた。
そこまでしなくていい、と私は言ったのに、
母は、3度の凝った食事から掃除、洗濯、子の面倒と
至れり尽くせりだったので、本当に申し訳なかった。
親にとって、私たちの滞在はどういうものだったのだろう?
まあ、たぶん、新鮮だったけれど、大変だっただろう。
しかし、私も初めてのお産に、初の里帰り、慣れない育児と
大変めまぐるしい一ヵ月であり、肉体的な疲労はもちろん、
色々な気疲れやストレスなどもあった。
それは私を取り巻く家族全員がそうだったはずだ。
そして渋谷に帰って半日。
部屋に足を踏み入れた瞬間、夫はうれしそうなそぶりをみせた。
私は照れくさかった。
不在の間、わが家は夫が子のために改良しており、
特に寝室は素晴らしく快適な空間へと変えられていた。
そして、気がつけば、今日という日は
初めて迎える〝親子3人水入らず〟の瞬間であった。
ごく普通のありふれた日が、
私たち家族の歴史が始まる1ページ目になる。
たくさん泣いて、たくさん笑って、
試練も数多くあるだろうけれど、願わくば幸いを得たい。
この先、何が待っているか分からないけれど
まずは産まれてきた新しい命が無事に育まれていきますようにと
心から祈るのである。