猪子さんに以前、お会いした。独占インタビュー
当時は、私のアバターを作ってくれるという話まで出た。今思うと、さっさと作ってもらえば良かった。
すっかりデジタルアートの世界やテレビで大忙しの著名人である。
猪子さんはぶっきらぼうな喋り方とルックスから、テレビで拝見するとちょっとハチャメチャな感じに見えるかもしれないが、私はとても真面目な方だと思い、敦との対談からもその様子が伝わってきた。
朝起きたら、夫が昨夜のNHKEテレを録画していたので、久しぶりに猪子氏を観た。
以前お会いしたこともあり、人柄もある程度存じ上げている(つもりだ)からか、番組は非常に面白かった。
以下、主な意見を読みやすいように編集して抜粋
(引用元:NHKSWITCHインタビュー 達人達)
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敦 氏:テレビ制作者はネットで評価を調べる。その評価が全てではないのに、
それが全ての錯覚を持って番組を作るのはどうかなと。
猪子氏:ネットは最終的に、ヒマな人ほど発言力が増すんですよ
敦 氏:うん、うん、書けるから、各時間があるから
猪子氏:書けるし、執拗にいけるし。・・・時間を持っている人の方が必ずメインの発言を持てる
敦 氏:にぎれるですね?
猪子氏:はい、だから絶対勝てない。暇な人が勝つ、みたいな。
現実を知っていたらそんなもんじゃんみたいに思うことも、
ブワーっと(ネットが)やってくるから(ネットの意見がそうだと思えてしまう)。
敦 氏:・・・偏った意見でテレビ番組作るのってどうなの?と思って。
猪子氏:わかる。でも、2000年以降、全企業、全業態そういう圧力がかかってくる。
(ネットの)声が直接届くのと、人は叩くのが好きだから、
一般企業も(ネットの声が大きくなったことによって)変わった気がする。
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こんなことやってる私は、ヒマではないが、
ただ、このくだりには同感で、誰かがこの文章を読んでくれたらいいなと一言載せた。
ネット=みんなの意見、真実
ではないのだけれど、私たちのリアル(日常)は、FBやTWITTER、LINEに影響を受けることが少なくない昨今だ。
もしかしたら、その一言や一文は、軽い気持ちでいってるかもしれないし、レスがないのはたまたま忘れたかもしれないのに、
私たちは傷ついたり、疑心暗鬼にさせられたりすることがある。
何が本当なのか、その文章はどんな口調で述べているのか、笑っているのか、怒っているのか、からかっているのか。
ネットにリアルを振り回されない生き方をしていきたい。
メディアリテラシーを日々磨いていこう。次世代とともに、何が真実かを見極める力を養っていこう。