子育て革命(1)

今日、うちのべべは穴のあいた絵本を見て、その穴に紐を通した・・・!

それは、しかけ絵本で、紐がついていたわけではなかったのに、
べべは床に落ちていた紐を手にとると、自発的にその穴に糸を通したのだ。

 ←その本がコレ

「えらい!!!」と、私。

赤ちゃんが穴に紐を通せるようになるのは、確かもっと月齢を重ねてからだったような気がする。えらい、えらいよ、べべ!!!

と、手を叩いて褒めた私に、べべはキョトンとしつつも、私の顔を見ると、いいことを言われた意識があるらしく、にこっと笑いながら、自らパチパチパチと拍手した。

そう、大事なのはこれだ。

私が彼女を観察して、話しかけること。
そうすれば、彼女もより一層羽ばたいてゆく。

「子供に教えるなんておこがましい。私たちは、子供の後ろからついていけばいい。独り遊びをしていたら、その様子をじっと見て、折にかなって声をかけることが大事!」と、臨床心理士のM夫人は仰った。

「子育てに大事なのは、まず感性!!!次に運動!」

これは今、私の胸にもっとも響いている、彼女の子育て語録である。
私はこれを心の板に強く書き記し、今も宝物にしている。
ずっとこんな話が聞きたかった、と、思うほどに、昨日は感動した一日だった。

Mさんは、大正、昭和、平成、と子供を見てきて、子育ては天職と仰った、子育て広場あいぽーとに勤める御歳80過ぎの女性である。

昨日べべの身体測定をして頂いた折、たまたま話す機会があって、たくさん彼女は熱っぽく話してくださった。

その話は、私にとって、子育て革命を起こすほどの話で、稲妻に打たれた気がした。
興奮して夜中に夫に話したら、ぜひその話をブログに書いておけ、という。

「書く暇がないよ」
と言ったら、キーワードぐらい書けるだろう、と言う。

というわけで、
今日はまずその中の一つ、Mさんが最近のお母さんは教育や躾、お稽古ごとに熱心なくせに、携帯ばっかり触っていて、子供の心を養っていない、という話を書いておきたいと思う。

Mさんは仰った。

「夜、寝るときに、狭い部屋を暗くして、ぐずる子供をあやして寝かすなんて、とんでもない!あなた、それよりね、子供をおんぶして、外に出て言ってあげなさい。その方が子供がどれだけ楽しむか!

それでね、背中にいる子供に話しかけるの。
『ほ~ら、お月さん、見えるかなあ?黄色いお月さんは綺麗だよねえ~』

そう言って、歌でも歌ってあげなさい。
『ねーんねーん、ころーりーよー おこーろーりーよー』

あのね、こういう歌は心が穏やかでなければ、歌えないでしょう?イライラしていたら、こんな(優しい)声なんか、でない。いい!?そういうふうにして子供が寝かしつけられたら、子供はどう思うと思う!?どれだけ喜ぶと思う!?」

ああ、もっともっと書きたいけれど、そろそろべべが起きるので、今日はここで閉店とする。