変わりゆく広告代理店の機能

現在、電通で掲げている生き残り戦略の柱
1)デジタル
2)グローバル(海外展開)
3)ソリューション (顧客企業の問題解決)

近年、電通はネット広告を強化。
09年、CCIを完全子会社化し、今年1月新会社「電通デジタル・ホールディングス」を設立。
7月には企業の経営戦略づくりから実行までを支援する新サービス「企業イノベーション・コンサルティング」を発表した。

電通常務執行役員談
「広告会社の役目は顧客企業のビジネスの問題解決。」
従来の広告手法(広告が作品性を持ち、一枚のポスターのデザイン力やコピー力で勝負した時代)が通用しなくなったため、「広告会社も、顧客企業の商品企画から販売まで、付加価値を生む流れのすべてにかかわるように変わっていく必要がある」

その、核にあるのは、クリエーティブの力

クリエイターの力は、今の時代に大変求められる資質の一つだと思う
今日この頃。

「デザインエンジニア」--技術者とデザイナーの一人二役が融合した職種。
米国などでは少しずつ認知され始めたが、国内ではまだ少ない。

センスを問われる時代、「企業には美術監督、芸術監督が必要です(天野祐吉)」。
消費者は成熟し、イメージや美的な感覚も含めて企業を評価する。
「糸井重里さんは、『大工の棟梁』と言ってましたね。広告は変化し、消費者とのコミュニケーション全体を設計していくようなものになっていくだろうと。」(9/7朝日新聞夕刊)

「デジタル、ネットはあらゆるコミュニケーションのハブになるんだと思います」(博報堂執行役員談:9/13朝日新聞夕刊)

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