ニュージーランドの家探し~短期移住2

1月から苦しいニュージーランド生活(1~3)を書き始め、舞台はニュージーランドの家探し~短期移住へ。文章化するとミーハー臭が漂う。が、私はリアルに苦しい。そして、早く日本に帰りたい。

今朝、夫に、
「どうだろう?何もかも捨てて、もう日本に帰るっていうのは?」と尋ねたら、
「それじゃ、バカでしょ」とあっさり却下された。

2月1日から住む家がない、と書いた。
31日の夜23時半を過ぎ、日付をまたいでも、私たちは移り住む家が決まってなかった。

日付を少し巻き戻す。
ニュージーランドの家探し~短期移住で、最終的に2月1日から住める家の候補地が「4つ現れた」と書いた。

が、それには、続きがあって、1月30日に4つ目の候補地へ行くと、何もなかった。
箱根から渋谷ほどの距離を往復し、紹介筋は、地元教会のクリスチャン夫婦で、前日には「必ず行くように」とリマインドまで送られて、地図をみると、学校の目と鼻の先の家だったから、私たちは期待した。
そのため、30日夜は、落胆した。

数日前、神様を必ず信じる、とブログで書いたが、いつも前向きでいるのは厳しかった。

しかし一方で、同日、驚くべきニュースが入ってきた。
2月1日の入学に備え、部屋探しをオークランド市内で探していたが、政府が、学校の始業を1週間延長する、という。ご存じの方もいるかもしれないが、オークランド市内の大雨による洪水で、道路復旧のため、政府が学校側に送迎渋滞(子供の登下校を親が見守るのがこの国の仕組み)を割けるため、という。

ああ、家確保の猶予が与えられた。
けれども、娘の体調管理も含め、私たちはそろそろ、羊がたくさんいるニュージーランドの箱根から、ニュージーランドの渋谷辺りまで戻ってこなければならない。いつまでも、ぬくぬくと自然を愛でているわけにはいかなかった。

延泊したい気持ちを抑え、31日はやはりチェックアウトしよう、と夫と話し合った。
もしどうしても、何も見つからなかった時は延泊だ、と後は何かが明朝、いや、正しくは今日だが、動くことを期待して、やるべきことはやった、と1日0時半、私はベッドにもぐりこんだ。

by桜子