今月1日、名前繋がりだけの会社が産まれた。社員は、みな同姓同名のメンバーだけ。背景に、2022年タナカヒロカズ氏の178名ギネス世界記録達成(同姓同名最大の集まり)があり、互いのスキルを生かし、ビジネスをする。
その知らせは、ワイドショーや、J-waveラジオ、ネットニュースで報道された。
「起業しただけでニュースになるなんて、会社としてはありがたいね」と、夫は言った。
私の夫は、タナカヒロカズカンパニーの役員で、渋谷の田中宏和だ。
私は、結婚してから夫が加入する?同性同名集めを見ていた。彼はよく発起人に協力していた。だから、偉いなあと思ったり、イヤだなあとここだけの話、困っていた。
というのも、夫はサラリーマンではないから、協力すればするほど(上記写真は、夫の社内)、彼は深夜残業や休日出勤となり、私は彼が倒れやしないかとハラハラしていた。
今では、渋谷のラジオ(週1で昼にオンエア)も無償奉仕で参画している。
そんな彼が,今月、誕生日を迎えた。
その数日前、彼は言った。
「君さ、サプライズとかやるけど、今年は一切しないでね。僕、毎日がハレの日だから、誕生日は祝わなくていいの」
「え?毎日がハレ?」
「うん、僕、毎日楽しいもの。誕生日は普通に過ごしたい。レストランやご馳走は用意しなくていいから。ケーキもいらない。唯一、美味しいお酒が飲めればいいかな。いつもの日曜を、いつもの通りに過ごす。それが僕の願い。」
私は夫の、飾り気なさを尊敬している。先に書いた起業も、裏方の仕事も、FBに書かないのはもちろん、誰かに特段言うこともなく、いつも静か。
・・・私と、逆だね!!
グッドデザイン賞も全然自慢しないね。。。ちなみに、タナカヒロカズカンパニーのロゴは彼が書いたけど、、、
というわけで、新会社が華々しく宣伝されたのと裏腹に、夫はひっそり歳を重ねた。
愛する者よ、あなたの魂が恵まれているように、あなたがすべての面で恵まれ、健康であるようにと祈っています。
(ヨハネの手紙第三 1章2節)
誕生日を迎える全ての人が、すべての面で恵まれ、健康でありますように。
by 桜子