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壁を突破できる社長できない社長(ベンチャー通信編集部)

20090127171725.jpg最近は神様が本を読め読めと仰っているかのように本との出会いがある。
今日は『壁を突破できる社長できない社長―起業家が必ずぶつかる3つの壁の乗り越え方』
という書籍を入手した。というのも、その壁を突破できる社長として取材された、デジタルガレージならぬビューティーガレージの野村秀輝社長が突然この本をくださったからである。

 

「えっ!?いいんですか?」(byわたし)

 

「うん、いいよ」(by野村社長) ←さっくり

 

野村社長と私の出会いは、遡ること十年程前。

当時、総合広告代理店で働いていた野村さんは、海外で支社長をやっていて、私は同じ海外赴任仲間として、野村さんとすれ違った。(・・・と一緒に並べるのはおこがましいですがココはゆるして。。)

だけど、今日久しぶりに話を聞いて驚いたのは、野村さんは今の会社を興すよりもずっと前から(それこそ海外駐在から戻ってきてからずっと)起業を志しておられたという。

・・・どこかの誰かさんとはエライ違いである。

新規事業がうまくいかない理由(坂本桂一著)

20090124094712.jpgこの本を書くのを手伝ったんだよ、という人が新規事業がうまくいかない理由のご本を貸してくれた。

本来なら、「新規事業、こうすれば上手くいく!」といった前向きなタイトルの方が好きだけれど、知人が親切で貸してくれたのだ。早く読まねばと週末読んだら、思いのほかよく書けていたので驚いた。何より良かったのは読みやすかったのである。これは、企業で新規事業に携わるすべての苦しむサラリーマン向け(企業内起業家)の本である。

<詳細>坂本桂一著、東洋経済新報社、1500円、2008年9月11日

<内容>
新規事業の失敗率9割を救う200社以上の事業に生命を吹き込んだ「プロ」のノウハウを大公開。

<目次>
 第1章 新規事業従事者の陥りがちな五つの罠
 第2章 会社側が陥りがちな七つの罠
 第3章 新規事業を立ち上げる
 第4章 新規ビジネス実例

私は読んでいて、「企業内起業VSベンチャー」のくだりとか、「サラリーマンという雇用が安定している社員が、炎の集団にはなれない(勝てない)」とか、「新規事業に取り組むメンバーが全員二軍じゃやる気もゼロ」といったような内容に、全く同感だとスラスラ読んだ。

で、とっても読みやすかったのだが、だからどうしたらいいのか、という最後の結論が今一つ良く分からなかった。

すべて八方塞だと会社にとって何をしたら、自分は貢献できるのか、根本的なことが分からなくなってくるのである。経営資源のヒト・モノ・カネ(3大経営資源)のうち、私は企業内起業家が直面する最大の問題はヒト(コミュニケーション)にある気がするけれど、どうでしょう?