レオン課長のエイジクライシス

出社するなり、レオン課長(50歳)がハーッと深いため息をついた。
聞けば、年明け以来、ずっと悩んでいることがあるという。

「俺さー、日に日に劣化が激しいんだけど、
どうしたらいいと思う?」

何気ない一言だが、見ると顔つきはいたって真剣である。

「このままじゃ、俺、ただのオヤジになっちゃうよ。
 鏡を見ると焦るんだよ。やっぱ、高須っきゃないかな?
 最近じゃあ、食っちゃ寝て、食っちゃ寝てる」

 ※高須=高須クリニック(34年の実績あり:詳細はココ

私は言った。

「何言ってるんですか。悩みごとがあったら食べられないし、寝れない。
 だから、食べて眠れるっていうのは、幸せなことなんですよ」

「オマエ・・・。(首を振る)よくわかんねえ(==)。
 励ましているのか、どういう方向性なんだ、それは!?
 どうしようかな。どうすればいいのかな?」

「パーティでもしたらどうですか?色んな人と話せば脳が活性化します!」

「そんな気力はねえ」

「うーん。レオン課長は恋愛も夜遊びも(劣化防止策は)全てやってますしね」

「うん」

「じゃあ、さらにもっと若い子と付き合うというのはどうですか?」

「いや、それ無理!! やっぱあれじゃん?
将来が見えない(子との)付き合いは無理じゃん?

お、お前、それブログに書くなよ。
妹が読んでいるんだから、変なこと書くなよ。
来週、妹に会ったら色々言われるだろ!

あーあ、いっそのこと、頭まるめちまおーか!?
そんで、 禿げた小太りのオヤジにでもなっちまおうか?」


劣化した、劣化した、
と隣で騒ぐレオン課長だったが、
私の眼には、昨年と様子はまるで変わっていない。

そもそも、この外見で50歳なだけで、かなり、すごい。

だいたい、男性はいくら年を重ねても、
女性がそうなることに比べたら、はるかに揶揄されないのだから。