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** ****・IT業界で働く、VIVA! 桜子の超気まま日記・**** **
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■「桜子の部屋、お友達の輪その29」編 2007年4月6日 VOL.170
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シリウステクノロジーズ
「宮澤弦」代表取締役社長
「お友達の輪」が30人目寸前！！こんな小枠（しかもこんな地味なメルマガ（／o＼) ・・ワッ!!）
に嫌な顔せず、快諾くださった皆様方に心から感謝と御礼を申し上げます。
（※またこんな枠に目を留めて読んでくださるあなた様にも大感謝＆大好きです：照）
さてそんな訳で次はどうしようと六本木森ビルにおられる某社長に恐れ多くもご相談
したら次は20代、とヒントを頂き、このたび友達のおかげで実現。現在急上昇中と噂の
若手代表、なんと、25歳の東大卒経営者とお会いしました。
桜子 ：初めまして！宮澤さんはニュースステーションにお出になったそうですね？
宮澤氏：東大の入学式（武道館）だったのですが、僕はもともとベンチャーをやりたくて
東大に入った所があるんです。たまたまインタビューを受けて、
その思いをそのまましゃべったら久米宏さんが、
「彼はあんなことを言っていますが4年後には官僚ですかね」って（笑）
でも僕はそのままこの道を歩んでいるわけですが。
桜子 ：（爆笑）ではもう１回ニュースステーションに出なくちゃですね（笑）
宮澤氏：いえいえ（笑）そういう面白いお話がありましたね。
桜子 ：起業する仲間を探しに東大にいらしたとか？
宮澤氏：そうですね。北海道出身なのでなかなかそこだけではいい出会いは難しい。
東京に出て色々やってみたいな、と思って来たんですよね。
桜子 ：何がしたいかを高校時代に随分模索されたそうですね。
宮澤氏：自分にとって情熱を傾けられる職業って何だろうとずっと考えていて、
普通成績がいいと弁護士や理系だと医者になる選択肢が多いのですが、
あまり魅力を感じられない。
やはり自分には会社がぐーーっと成長していって、さらにそのサービスが
世界中で使われる、そういう会社に関わっていきたいと思ったんです。
シリコンバレーの本を読んで、非常に良い影響を受け、こういう風に自分の
やりたいことを、全力でやっている人がいる、私もそういう風に生きてみたいな、
と思った次第なんですね。
桜子 ：どなたの物が参考になりましたか。
宮澤氏：ビルゲイツの本を一番読みましたね。もっとも一番多く出版されてることも
ありますが（笑）このほか、ネットスケープ、サンマイクロ、異業種だと
バージングループ、ドミノピザ、フェデックス、スターバックス等。
桜子 ：社長になりたい、という思いがあったのですか。
その視点でご本を選んでいるように思われますが？
宮澤氏：・・・・社長・・・。まあ、どうでしょうね、 自分がやるしかないとは
思いましたけどね・・・。あんまりね、社長という職業には、こだわりがないんです。
でも、言いだしっぺは責任もってやらないとね（笑）
ただ、この先自分よりもこの会社を伸ばしていけるという人がいて代われるなら
代わってもいいと思います。でも、最後まで責任を持ってやっていく、となると
自分しかいないんですよね。（＾＾）
桜子 ：夢がどんどん実現されていますね。夢ノートとかある？
宮澤氏：厳密に日付を入れるまではしていないのですが、
やりたいことを思いついたら、箇条書きにして紙に落とすようにはしています。
深層心理まで思い込むほど、定期的にそういう発想は持っていますよね。
そうしないと、辛い時など、何のために自分がこういうことをしているのか
わからなくなりますし。
桜子 ：社長になられて3年目。トップに必要な要素は何だとお考えですか。
宮澤氏：圧倒的にあきらめの悪さ、というか一度これをやろうと思ったら負けず嫌い
でなんとかそれをやり切ろうとする力、あとは前向きさ、明るさだと思いますね。
桜子 ：今更ですが、御社の仕事を一言で説明すると？
宮澤氏：「近くの人へあなたの広告を」
誰でも簡単に自分の店舗広告を自分の近くの人に出すことができるモバイル広告
インフラを作っている会社です。詳細は（株式会社シリウステクノロジーズ）
桜子 ：目標としている人物はいますか。
宮澤氏：凄いなあ、と思っているのは京セラの稲盛和夫さんです。
書籍も拝見させて頂いて、参考にできることは真似させて頂いております。
やはり結果を出していらっしゃることは凄いなと思います。
一生のうちに京セラ、KDDI共に、一兆円規模の会社を作り出している。
経営者としてとても尊敬しています。
海外ですと、ビルゲイツです。30年間成長を維持したということで、同じく
結果をだしていらっしゃる。成長と維持を実行した、現在を生きている人物
というとそのお二人ですね。
桜子 ：座右の銘はないそうですが、落ち込んだとき鼓舞する言葉は？
宮澤氏：西郷隆盛の「幾歴辛酸志始堅」
苦労は多ければ多いほど、志は強固になっていく。僕もこの短い間に 人並み
以上に苦労したと思いますが、その中でその通りだと実感しています。
苦しくなればなるほど、その言葉を参考にしていますね。
桜子 ：偉人もそういう辛いことを経てきた・・・。
宮澤氏：そうですね。
昔はいつ殺されるかわからない、島流しもあった、どれ位苦労をされたかわからない。
けど、今の我々よりも よっぽど酷い苦労をされたはずです。
それに比べたら苦労のうちに入らない。そう考えるとちっぽけな話だな
と楽になりますね。
桜子 ：ふむふむ。
宮澤氏： あと、もう一つ言えるのは、企業として永続させていかねば、という意識が強いんです。
今だけ良ければいいという発想がない。若いとそういう発想をしがちじゃないですか。
でも、今も、来年も10年後も頑張る、という意識で仕事をしています。
桜子 ：決断のスピードが早いですね。迷いはない？
宮澤氏：ああ、ありますよ。（即答）
桜子 ：あるんですか！（笑）ないって仰るかと思ったのに（笑）
宮澤氏：ありますよ、迷いだらけですよ（笑）まあ、悩んだ末に結論を出すから
迷わなくなるという。迷うと言うか、考えるんですよね。
桜子 ：目の前に２つの道があったとします。どうやって選択しますか。
宮澤氏：本当にそれを内心からやりたいと思っているか、後ろめたさが残らないか。
やると決めた後は決断を下す時点まで戻らないんですよ。決めたことが、
自分の生きる道であると。
苫米地先生（心理学者）が、人間の判断で間違った判断は一つもない、
そのタイミングにおいては必ず正しい、と仰ってました。
それを聞いてから、確かにそうだと楽になったんです。 決断をした方を、
生きていくしかないんです。もう一方の決断の結果は誰もわからないですし。
桜子 ：なんでもかんでもスピーディーで集中力が高そうですね。
宮澤氏：まあ、起業して、卒論もこなした一年は非常に集中力があったと思います（笑）。
人生全部初めてだらけで、
「なにこれ！？人生ってこんなに慌しいものだったっけ？」って（笑）
桜子 ：（笑）大学３年で起業したんですよね。周りの反対とかありませんでした？
宮澤氏：大学時代にやることに社会は寛容なんです。卒業してもやるということに
関しては社会はもの凄く厳しいんです（笑）なんか、もうちょっと応援してくれても
いいのにって（笑）ま、基本的に、全ての人が止めに入りますよね。
桜子 ：（爆笑）でも、応援してくださった方もいた、と。
宮澤氏：そうでしたね（笑）
桜子 ：そうやって伸びていかれて、素晴らしいですね。
宮澤氏：まあ、必死だったんですね。創業直後から一切わき目をふる暇がなかった。
やるしかない。で、やらなかった瞬間に全て終わる。今までの期待を裏切る
ことになるし、やっぱり駄目だったかって言われるし、その後東京大学エッジ
キャピタルに出資してもらった。学生に出資した初の例となったので、
一発目からこけちゃいけない。そういう思いでずっとやっていますけどね。
桜子 ：ストレス解消法はどうしているんですか？
宮澤氏：他の人に比べてストレスは溜まらない方かもしれないですね。
声を 荒げたりしたことがないです。どんな状況になったとしても、やりたい
ことをした故に起こっている事柄なので、仕方ないよな、と何処かで
開き直っています。落ち込みはほとんどなくて常に気持ちは高め、みたいな（笑）
桜子 ：神経が昂ぶって眠れないということはないんですか？
宮澤氏：そういうのないんですよ。
たぶん睡眠時間をたっぷりとるのが唯一のストレス発散法かもしれない。
家に帰って一杯飲んで寝たら朝までぐっすり。
桜子 ：うーん、怖いものとかないんですか。
宮澤氏：不安な要素をあげたらきりがないですが、やり切ろうって。40代になったら
世界企業となったシリウスの経営者として世界中を走り回っていたいです。
桜子 ：論文を書かれて13倍の倍率を勝ち抜いてビルゲイツ氏にお会いしたことが
あるんですよね。
宮澤氏：凄く遠くからですよ（笑）※立教大学でのビルゲイツ氏講演（抽選）
僕ね、ああいうの、もっと日本の大学でやるべきだと思うんです。生き字引
みたいな方で、そういう方のお話を生で聞く機会をもっと持つべきですよ。
夢がある。彼をみているだけで夢と希望の塊にみえるんですよ。
もっともっと海外の起業家を大学のセミナー等で呼んだ方が、若者も
夢を持つことができて、いいと思うんですよね。
桜子 ：今の若者は夢がない？
宮澤氏：夢、なかったですよ、大学にいっても・・・。僕からみると、会う人、会う人
なんで皆、人生にこんなやる気がないんだろう、と 思っちゃったんです。
自分はそういう価値観は嫌だなと思いました。そういう意味で言うとマセガキ
だったのかもしれないですね（笑）
会ったら元気になるほどパワーが溢れている人なんていなかったですよね。
桜子 ：では最後、社長にとって仕事とは何ですか？
宮澤氏：一日の大半を費やすものなので、楽しむべきものだと思います。
自己実現の手段が仕事だと思います。役職とか関係なく、何をやりたいか
それをやれるものを選ぶべき。
立場は何でもいいと思うんです。それができれば、そんな幸せなことって
ないんじゃないかな。僕はそういう思いでやっていて、すごく幸せです。
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＃私が初めてお会いした年下の社長で、25歳とは思えない思想をお持ちの人物です。
インタビュー終了後「変なことばっかりしゃべってしまってすみません」と言われたのですが
どこが？と思う程、隙がなく、しっかりされていて、誠実な印象。若いことはデメリットになるの
ではと先入観を持っていましたがすっかり覆されました。(^人^）by桜子
会社のご様子
(Special thanks, M-san＆O-san)
※編集更新 2011.11.19