仕事量が増えるのに伴い、職場でイヤな思いをすることも増えてきた。
そうだ、これが会社だったと思い出しながら、乗り越えねばと思うとき、子の存在は偉大である。
イヤなことがあっても、
負けるもんか、
気にしてなんていられないよ、
と娘の無邪気さに癒されながら、嫌な記憶を放り捨てる。
それで夜、
娘が静かに一人遊びに興じてくれていたので、話しかけてみた。
「べべちゃん、いつもありがとう。
ママ、べべちゃんがいるから頑張れるよ」
そしたら、
「どういたしまして!
べべちゃんも頑張ってお仕事したよぅ。
保育園でブロック作ったよう。」
というので、
可愛さにぶっ倒れた。
きっと、どこの子も、こんな風にかわいいんだろうなと思いながら、
この子の人生の豊かさを願わずにはいられない。