その2:女流書家  藤沢昌子氏

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VOL.5
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              女流書家「藤沢昌子」さん お写真

2月1日都内某ホテルで先生の会が行われました。藤沢先生はNHK連続テレビドラ
マの「はね駒」「凛々と」からはじまって、キリンビール「秋味」(※92年版)で題
字やロゴを書かれ、その道では大変有名な方です。今日はその先生に突撃しました。

■先生こんにちは!先生がプロを志したのは、いつ頃からですか。

25ぐらい。花嫁修業の一環として19ぐらいから書き始めたの。

■なのに先生、独身(笑)!!
 先生は、”私は一人に生まれついた”っておっしゃっていましたが、女性お一人で
 この道って言うと今日まで色々ありそうですよね~。

 そうね。女だからって、苛められたのよ、男の人からね。生意気だって。
 でもそういうのは背中合わせ。女だから・・・と思って赦されたことが、気がつかなか
 ったけど、たくさんあったんではないかと思うわ。

■なるほど。そんな先生の平均的な一日の過ごし方を教えてください。

 も~めちゃくちゃなの。何時に起きて寝てるとも言えません。 
 自分でも驚いているのだから、人には語れないわ。(爆笑)

■では先生のストレス解消法は?

 身内に話すこと。母によく話したわ。
 だから10年前、母が他界したときはもうぺっちゃんこになったわ。でもね、そのあと
 天の神様に向かって自分のことを話すようにしたらホント楽になってね。
 それ以来、私は神様に何でも話してるわ(笑)。

■そんな先生の座右の銘は?

 「あとは野となれ、山となれ」
 これは人事を尽くした上でってことで言ってるんだけど、その説明をしないで、某
 取材で答えたら、「先生、やけっぱち発言はやめて下さい」って(笑)。

■先生、本も出版されていらっしゃるんですよね?ご紹介ください。

 平凡社「毛筆による手紙の書き方」、審美社「万葉秀歌相聞」「百人一首」等。

■最後に質問。先生にとって、書とはなんですか? 

 わからない。生きていく上での命を保つための与えられた仕事かしら。

 昔、新聞社の取材で「先生、花を咲かせたいですか?」って聞かれた時にね、
 私「ハイ。せめてつぼみぐらいにはなりたいです。」って答えたの。でもそれって、
 大変な時はどうでもよくなるのよね。人は満たされると小さなことが気になるのよ。
  

#ハー、小さなことで悩んだりする自分が恥ずかしいです。今日はとても楽しいお話
 ありがとうございました。m(_ _)m では、また来週♪