文科省では今年「居場所」がキーワードになってる、と教えてもらったのは、今年の春だった。
昨日、ヤフーニュースに、学校へ行けない子どもたちの居場所を広げているという記事が載った。
不登校対応「居場所」拡充へ 文科省、空き教室に新設で補助
今日、居場所を必要とするのは、何も不登校児だけにとどまらない。大人も求めている。昨日、#首都圏情報ネタドリ! というNHKの番組で、こんな放送が流れた。
「孤独を感じる」4割 働き盛りで多い 家族や友人がいても打ち明けられず | NHK
今日はDavid Whiteというアメリカ人が書いた詩を紹介したい。
私は、けっこういいな、と思った。彼はたぶんクリスチャンじゃない。
彼の詩は、神がいるか、いないか、はさておき、「みんな、ちゃんと生きているか?」と問うている気がした。
自画像 David White
ぼくにとってはどうでもいい この世に神がひとりであろうと
たくさんいようと。
ぼくが知りたいのは きみの居場所があるか
見捨てられた気分になっていないかということ。
絶望を知っているか あるいは 他人に絶望をみてはいないか。
ぼくが知りたいのは
きみにこの世で生きていく覚悟があるかどうかということ
厳しい要求をつきつけられているよ
自分を変えろって。
後ろを振り返りしっかり目を見据えて
ここが自分の経つ場所だといえるだろうか。
ぼくが知りたいのは
きみが知っているかどうかということ
人生の熾烈な炎のなかに身を溶かしていく術を
そしてそこに飛び込んでいけるかどうか
燃え滾る希望の核に。
ぼくが知りたいのは
きみが喜んで生きているのかということ
来る日も来る日も、愛と苦い敗北感の連続
でもまったくお手上げじゃない。
ぼくはきいたことがある、あれほど熾烈な戦いを繰り返しながら
多神教の神々でさえ一神教の神の噂をするっていうんだ。
出典元:turning to one another(和訳:もしも、あなたの言葉が世界を動かすとしたら)
今日の生活に、私もあなたも、潤いが満ちていますように。
by桜子