その11:デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム 代表取締役社長「矢嶋 弘毅」氏

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VOL.55       2004年5月21日
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         デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(略称:DAC)
               代表取締役社長 「矢嶋 弘毅(Hiroki Yajima)」氏
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↑大好きな矢嶋さん。恵比寿ガーデンプレイスの社長室にて
(メルマガ配信当時はブログがなく、今回改めてお写真を拝受。Special thanks, Tさん!(2007年4月3日付))

かつては、第5のニューメディアと呼ばれ、今ではラジオ広告費を抜く勢いで、立派な媒体
の一つとなった、インターネット広告の世界。そんな新たな業界でネットベンチャーの経営者
として活躍される、博報堂出身の矢嶋社長とお話しました。

■矢嶋さん、ご無沙汰です!8年目を迎えるDAC(http://www.dac.co.jp/)ですが、
 起業したときからこれはイケるビジネスだ、と思われて取り組んだのですか?

 いやいや、全然思わなかったね。

#桜子  「(爆笑)ホントですか!?」
#矢嶋氏 「うん。株式公開の発想すらなかったし。」

■では、なぜ社長に?

 最初は(博報堂からの)業務命令で、訳がわからずあっという間に社長になった。
 経営計画書があったけれど、それって全然計画通りになっている企画書じゃない。
 最初の3カ月間は、それを自分の計画書に直すのが大変だったよ。でも作り直して
 いくうちに、だんだんやる気になっていった。

■当時の心境は?

 当初はヤフーが1日あたりの総ページビュー(PV)が100万前後で、インフォシークは、
10から20万しかなかった。それがいまや、ヤフーは7億PVでしょう。桁違いだよね。
今は業績がうまくいってるけど、最初は先が見えたり、見えなかったりしたこともあるよ。

■いつ頃からこれはいけるかなと思いましたか?

 2年目に単年度黒字を出し、3年目に累積損失も解消された頃かな。

■そんな矢嶋さんが日頃心掛けていることは?

 眠る前に、一日を振り返ること。過ぎた一日を反省したり感謝したりして、過ごすことは、
重要だと思う。

■では、ストレス解消法は?

 一昨年の業績が悪かった時に、何をやってもついてない、ということがあった。
 その時、何でもいいから何か一つでも物事を良くしたい、と取り組んだのが前から
 やっていたゴルフ。真面目に取り組んだ結果、スコアが伸びて、今はそれだね。 

■そんな矢嶋さんにとって、仕事とは何ですか?
 
 ゲーム。そういうと軽く聞こえるかもしれないが、僕の言う意味はそうじゃない。
 ゲームをする時って、勝ちたいでしょう?それから楽しくやりたい。仕事もゲームと同じだと
 思う。勝つということは、会社にとって、利益を上げていくことだけど、そうやって取り組んで
 いくと、楽しめる。楽しく仕事をしていきたいよね。

#カッシーナの家具が点在して、お洒落なオフィスのDAC。今回は矢嶋さんはじめ秘書の方
  など皆さんが快く迎えてくださって、とてもうれしかったです。またお目にかかれる時を楽し
  みにしています。m(_ _)m                                   by桜子