その53:バンダイ ガールズトイ事業部マーケティングチームリーダー 本間宏明氏

今日の主役はこれ!

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世界一の感動創造企業を目指す、バンダイ(浅草)。機動戦士ガンダムや
たまごっち、プリキュア等で有名な玩具メーカーさんに初訪問☆

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★本間宏明さんの簡単なプロフィール
1997年バンダイ入社。ベンダー事業部、カード事業部を経て、
現在ガールズトイ事業部マーケティングチームに所属。

★桜子が勝手に選ぶ、本間宏明語録
・「女性は本当はこういうことをして欲しいんです、男性の皆さん、
  わかってくださーい!」なんて言われちゃったりして(中略)すみません」って(笑)
・正直ノリみたいなものだったんですけど
・貯金箱という製品1つでここまでつながるものなのかと我々もびっくり

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イケメンバンク――初めてこの名前を聞いた時は、イケてるメンズ(=イケメン)
の人材派遣サービスだと思ったのに、玩具メーカーのバンダイが、
主に大人の女性を対象にして発売した貯金箱というから驚いた。

ikemenbank.jpg ピュアラブの白いイケメンバンク

 なぜ貯金箱というものにイケメンが加わるかといえば、
貯金箱の正面にある液晶画面に5人の架空イケメンが住んでいる
という設定で、500円硬貨を入れると「サンキュ」など100語に及ぶ
甘い言葉をイケメンが声で語りかけてくるという。
 
 貯金主である女性はイケメンとのコミュニケーションを楽しみながら
5万円貯めればハッピーエンド……。

 話自体は面白い。けど、本当にそんな商品があるのか信じられない。
が、それ以上に今回注目したのは、発売後まだ半年も経っていないのに、
イケメンバンクを題材にした恋愛小説、はては2009年春に公開予定の
映画化の話まで進行中という点。

 このイケメンバンクを生み出したバンダイガールズトイ事業部
マーケティングチームリーダーの本間宏明氏に、商品が生まれた背景から
話を聞いた。

■普通では通らない企画が通ったわけ
桜子:この話を聞いたとき、こう言っては何なんですけど、
    よくこんな商品が通ったなあと笑ってしまったんですけど(笑)

本間:仰るとおり、なかなか普通の企画会議では通らないものなんですが、
    昨年、社内で初の取組みがあってそこで通ったものが、
    まさにこのイケメンバンクなんです。


 2007年秋、バンダイでは社内初の取組みとして部門対抗話題商品コンテストの募集があった。これは通常の予算ではできない研究開発や、本来各自が担当する分野から外れる商品企画を各事業部から出すことができるというもの。その企画は社長室に届けられ、役員が直接審査をし、通過すると商品化までたどり着けるのだ。

 募集の締め切りから結果発表までに半年かかり、合格すると総額2億円を上限にした商品開発費や広告宣伝費などの予算がつく。イケメンバンクが選ばれたときには各事業部から34件の応募があったという。

桜子:企画立案から、実際の発売までの日数は通常どれくらいかかるんですか。

honma02.jpg 本間さん。

本間:一般的な玩具の場合、大体1年間くらいかかります。
    企画自体は、そもそも入社した当初からイケメン好きだった女性社員が、
    ずっとイケメンに絡んだ企画を出したいと、いろいろと企画を出してきて
    ボツになっていたんですね。
    まさにそんな彼女が1年前から温めていた企画がようやく形になりました。

桜子:彼女の夢が叶ったんですね。
    ガールズトイ事業部全体が一丸となって出した企画だったんですか?

本間:はい。彼女を中心に女性社員の中では盛り上がったんですね。
    面白いね! と。

桜子:男性社員はいかがでした?

本間:賛否両論がありました。
    (玩具メーカーが)お金を貢ぐような商品を出すのは大丈夫? とか(笑)
    でも、”話題”商品コンテスト、と銘打っていたんで、主旨に合ったんですね。

■女性は恋愛とお金の話が好きだから…
 イケメン好きの女性社員が立役者とはいえ、
貯金箱を結びつけたアイデアはどこから来たのだろう?

本間:女の子たちが集まると、恋愛やお金の話で盛り上がるんですね。
    男性とお金の両方をゲットしたい! という女性の欲望をストレートに
    表現して生まれたのがイケメンバンクという商品なんです。

桜子:アハハ(大笑) なるほど~。
    ではその発想からこの商品はイケると思いましたか?

本間:いえ、女性社員たちの異常な盛り上がり方をみて、判断しました。
    通常の玩具での議論と比べ、イケメンに関する企画の議論が
    凄く盛り上がるんです。
    「私だったらこんなイケメンがいいよね」と女性社員が盛り上がるので、
    それを世に出したら話題になるんじゃないかなと思いました。

    6月の東京おもちゃショーで発表し、9月に発売したんですが、
    テレビ局や雑誌からお問い合せがきました。
    桜子さんが来たノリと同じだと思うんですけど面白そうだねと。
    女性が何か共通して引っかかるという言葉がイケメンだったのかなと
    思うんですけどね。

 ところで皆さんはイケメンの意味がすぐわかるだろうか?
私は今回改めて辞書を使ってイケメンという言葉を調べた。
すると、イケメンは、イケている(=格好良い)メンズのほか、メンは面ともいい、
顔の良さを指す場合もある。
 が、私自身はあまりイケメンという言葉に良い印象がない。どこか女性慣れしているような軽薄な感じがするからだ。 もちろん、このイケメンバンクで言うイケメンは=格好良い人、
女性が欲することをしてくれる人、を指す。そうすると、一人一人の男性に対する女性の好みは違うから、液晶画面に映るイケメンは実在する人でないほうがいい。

本間:見た目の部分って人それぞれじゃないですか。
    リアルの人間に近づこうとすると、『じゃあイケメンって一体なんなんだ?』
    という話になったんですね。

    イケメンバンクの中のイケメンは5種類(モデル、芸人、おぼっちゃま、
    年下、年上)いるんですが、一人一人にそれぞれに理想の
    イケメン像があるので、みんなのイケメンの妄想を膨らませてあげるように、
    イラストやシルエット(影)にしたんです。

桜子:うわっ危ないね(笑)

本間:どんどん妄想を膨らませてもらいます(笑)

■女性は本当は男性に何をしてもらいたい?
 イケメンバンクでは、格好良い理想の男性をイラストやシルエット(影)で表現し、”女性が欲することをしてくれる”機能を備えるようにした。その結果、次の課題は、そのイラストやシルエット(影)のイケメンが何を喋るか、という点である。じゃあ、女性は、いったいイケメンに何をしてもらいたがっていると考えたのだろうか。

本間:この議論は深夜まで相当白熱しましたね。

 こうして最終的に女性社員達だけで話し合って出した結論は次の3点である。
bandai3-honnne.jpg 女性の本音3カ条 

続きはアスキーjpで読んでね。

以下は掲載していないお話などなどです(^^)

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■イケメンバンクの次はこれだ!

本間:イケメンバンクの企画がスタートしたときに、
    ウーマンドリームプロジェクトというものが進んでいたんです。
    女性に潤いを与えましょうと。その第一弾商品がイケメンバンクです。

桜子:メンバーはどんな方々が入っているんですか?

本間:イケメンバンクの企画者の小野を中心にして、
    あとは特に決まってはいないんですが・・・

桜子:じゃあ、桜子もメンバーに入れてくださいと
    小野女史にお伝え頂きたく・・・

本間:ぜひ。もう決定です(きっぱり)

桜子:ありがとうございます!←ガッツポーズ

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■働く女は大変だよ

本間:やっぱり、女性が会社に出て男性陣と同じように
    肩を並べて働くのって大変じゃないですか。

桜子:大変です(頷く)

本間:ハハハ。
    それで、うちの子たちもそうなんですけど、『最近潤いがないよね』と。
    それで企画者の小野が、『せっかくバンダイというエンターテイメント企業に
    いるんだから、テーマに基づいてやってもいいよね』と。
    それでウーマンドリームプロジェクトと銘打って、
     ”最近ドキドキしてますか?――してないよねえ”と(笑)。
    こういった商品の企画を現在、続々とあげているというところですね。

桜子:ということは、いま進めているのは?

本間:貯金箱ではなく、女子力を向上させるアイテムを企画中なんです

⇒次回、乞うご期待!!

■プライベート3問を伺います

桜子:1日の平均的な過ごし方は?

本間:うちはフレックス制なので私の場合は11時始業ですけど、
    9時ぐらいには来て、イベントがあるときは23時までいたりとか。

桜子:ストレス解消法は?

本間:最近、女性が好きそうなものを色々体験しているんです。
    占いとかスイーツ食べ放題とか。

桜子:えー!偉い、さすがリーダーですね。あ、でも彼女と行けばいいんだ!?

本間:いえいえ、部下を連れていくんですよ(笑)。
    最近はその中で癒し系がはまりつつあって、パワースポット的な・・・
    女性いわく、「気」がいい場所がある、というので、そこへ行くんです。
    今までまったく気にしてなかったんですけど、疲れたら山に行ったり
    とかするようになりましたね。

桜子:すごい、それもイケメンバンク効果だ。
    ※なんで、「も」がつくかというと・・・それはちょっと書けないことが入ってます(^^;)

桜子:座右の銘は?

本間:えー、なんだろう。なんでしょう。・・・考えておきます  

と、その後レスがなかったが、今回年末の挨拶もかねて、
本間氏へ連絡をしたところ、次のコメントを頂いた。

 「遅くなりましたが座右の銘は ”つながりを大切にする”です。
 人の考え方に共感し、影響を与え合う。心に刻んで新たな年を迎えたいと思います。
 桜子さんの友達の輪にいれていただけたのも何かの縁で大変うれしく思っております。
 今年一年はイケメンバンクのプロジェクトを通じて人とのつながりを感じた一年でした。
 いろいろな方との出会いやプライベートのつながり・・・など。」

じーん。。。 私も本当にこうしてつながりができたことに感謝です。

また来年もどうぞよろしくお願いいたします。by桜子

bandai.jpg バンダイ本社前にあるお人形さん。